DJ として生きる /vol.1 〜 DJ Naga 〜

関西のアンダーグラウンドシーンを代表する DJ であり、これまで計15枚にも及ぶミックス CD をリリースしてきた DJ Naga。DJ 活動18年目を迎えた今、これまでの活動を振り返えり、今後のシーンでの展開を聞いてみた。

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14歳の頃に手にした CD が DJ KRUSH。それ以降、Black Smoker の K-BOMB、 DJ YAZI や、MC.漢といったアーティスト達と共演を重ねてゆき親交を深める。関東のアンダーグランドの音楽シーンを関西に積極的に紹介してきたこの18年間。これ迄の音楽活動を当時と今で振り返る。

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2004年、アルバイト先として勤務をしていた今は無き大箱 Bayside Jenny で、バンドによるライブイベントで転換 DJ としてデビュー。DJ が爆音で音を鳴らす行為に衝撃を受け、DJ の世界へと足を踏み入れたと語る。独自のサウンドシステムを持ち込む D’n’B や、Dub Step といったベースミュージック・シーン。ベースを強調した音楽ジャンルの DJ スタイルになっていったのは、最高音響との出会いが更に後押したと言う。DJ としてシーンで確立する事を意識した行動は、物質主義を称えるHIP HOP シーンへも積極的にアプローチを試み、CD や販促部と形のある音楽マーケットに注目し続けてきた。

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2010年、レーベルから DJ MIX CD の制作依頼を受けた事により作品をリリースしていき、現在までにその数は15枚に及ぶ。NEWTONE RECORD をはじめとしたレコード店、 CD メディアを販売する音楽シーンへ貢献をして来た。

https://www.newtone-records.com/artist/DJ+NAGA

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当初は在庫を抱えるといったリスクもありながらも、コンスタントに作品をリリースした結果、シリーズ化に繋がった。MIX CD を制作する切っ掛けは、2009年の teiONclub へ音源を提供したのが始まりと言う。

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オリジナル楽曲もリリースをしており、7年前に作成した初のトラック音源を、ラッパー歌手の玉残党へ提供し、昨年に各ミュージックダウンロードサイトよりリリースしている。

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今後もオリジナル楽曲をリリースは提供先でのリアクションも含めて考え、良い作品を制作していきたい。クラブミュージック全体で考えると、Hip Hop シーンは色々と器用な気がする。ミックス一つにしても幅が広く、技術も展開の付け方も豊富。物質主義としてもシーンとして成立しているのも大きいと語る。

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近年、CD プレイヤーを必要としない時代になった事で、CD という物質の意義が問われる音楽シーンでも、音楽活動はよりエリアを広げていきたいと本人はそう語る。大阪と言うローカルな地において、18年間プロ  DJ として活動を継続し続ける DJ Naga。これからの活躍に期待が集まる。

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