David Bowie『★』レビュー
2016年1月10日、あのDavid Bowieが69歳の生涯をとじました。。。
しかもこのニューアルバム『★』が発売された二日後に、、、、
DJスクールであるIDPSのBlogに、このアルバムのレビューを書くべきか迷うとこでしたが、
大きなルーツであり、後世への影響や、Brain Enoとのコラボレーション等、Techno/Ambient
的側面からみても非常な大きな出来事であり、また素晴らしいラストアルバムを残してくれていて、どうしても
皆さんに聞いていただきたく紹介させていただきます。
『★』は、実験的なJazzのリズム隊にドラムンベース的リズムパターンを演奏させるなど、ある意味とてもBowieらしい作品で、
プロデューサーのトニー・ヴィスコンティによれば「目標は、ありとあらゆる意味で、ロックンロールを避けることだったんだ」
ということもあり一言でジャンル分けする事は不可能に近い、まさしくDavid Bowieの新作であります。
ただ、”ロックンロールを避ける”というプロデューサーのコメントとは裏腹に、ある意味、僕には本質的なロックンロール
を感じずにはいられませんでした。
10代の生徒数人に聞いてもらい感想を聞いたところ、感想は”暗いですね。。。。”でした。
たしかに、万人受けする内容ではない暗い内容でハナからヒット等は狙っていないだろう。
だが、決して一人よがりではなく、ツボを押さえたPOPさがしっかりある!
この、絶妙なバランス感、そして芸術性。
歌詞には
「見上げてごらん、僕は天国にいる!」という言葉で始まり、「僕は自由だ。ちょうど青い鳥のようにね。僕らしいだろう?」
自分の生き様を作品に昇華してしまう天性のアーティストとしか言いようが無いDavid Bowieに心からの感謝とリスペクト!!
RIP David Bowie……… From Funky Gong